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金沢市田上公民館ブログ

Kanazawa Tagami Community Center 石川県金沢市田上地区の公民館活動の紹介とご案内、地域のみなさまとの円滑なコミュニケーションの推進のために・・・

公民館俳句教室山河句会第152号

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震災①
令和6年能登半島地震で被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
一日も早い復旧と,皆様の健康をお祈り申し上げます。
1月の公民館俳句教室第152回山河句会は、公民館が避難所運営を行っていましたので、投句で開催しました。参加者は8名と少なかったが、1月の能登半島地震の災害を乗り越え逞しく前進しようとの思いが込められた俳句がありました。遅れましたが先生選句と講評・添削をいただきましたので報告いたします。
【先生選句】(清記順)
・冬木立抜けて小さき夕日かな(本田誠一郎)
・雪道やカラフルウェア登校す(新出祐子)
・野球帽似合ふおやじの雪達磨(関戸正彦)
・大寒や傾く家に残る人   (池端良伸)
・被災地の丘の上には福寿草 ( 〃 )
・冬の能登避難先の子笑顔あり(福田暁美)  
・地震去りて余震の続く寒四郎(上田芳美)
・大寒や新聞受けのすき間風 (松田好子)
・冬空のヘリの爆音希望載せ (安田由紀子)
福寿草

俳句教室第150回山河句会開催

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霜の写真①
 25日の土曜日、先生は不在となりましたが、11名により田上公民館俳句教室第150回山河句会をお題「霜」・「錠」で開催、7句選句ですがうち一句を特撰として発表し、皆んさからの感想や意見交換で実りのある句会となりました。なお、先生の都合もあり、12月の句会から当面は3句提出で開催することにいたしました。
◎最高点
・地味なれど活くれば主役吾亦紅(上木惠子・5点)
・そして五日窓から出でる冬の蝿(新出祐子・4点)
・手のひらにおさまる句集冬吟行(関戸正彦・4点)
◎特撰句(清記順)
・地味なれど活くれば主役吾亦紅(上木惠子)
・朴落葉踏んでからから山ひびく(河野尚子)
・冬浅しジョニーの仕込むカリー鍋(肩 幸宏)
・手のひらにおさまる句集冬吟行(関戸正彦)
・初雪の鉄扉の錠を開けにけり(池端良伸)  
・そして五日窓から出でる冬の蝿(新出祐子)
・お開きにひとり家路の霜夜かな(本田誠一郎)
・真青なる空へ背伸びの冬木立(松田好子)
・初霜や踏みて一人の畑の道(上田芳美)
・霜深しうつすら見ゆる戸室山(本田誠一郎) 
・金網の霜や磁石の砂鉄ごと(池端良伸) 
・麦の芽や山里渡る風の音(田上ナツ子)
・丹精す菜よ甘くなれ霜を待つ(安田由紀子)

第149回山河句会開催

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露①
 9月句会は休会となりましたが、28日(土)の午後、公民館俳句教室第149回山河句会を、お題「露」と「夜」で開催いたしました。なお、11月句会は、25日(土)に開催いたします。
◎先生選句(清記順)
 ・黒瓦ほの白くなる良夜かな(松田好子)
 ・祭太鼓園児のばちの天を衝く(新出祐子)
・バーボンはロックときめて夜長かな(肩 幸宏)     
・木犀の香の風に干す青きシャツ(田上ナツ子)  
・里山の膝まで濡らす笹の露 (関戸正彦)   
・風と色もらひて揺るる秋桜(本田誠一郎)
・理科室が夕焼けてゐる試験管(肩 幸宏)
・朝露の日に光る時師は逝きぬ(池端良伸)
・目覚めては夢のあと追ふ夜長かな(本田誠一郎) 
・はしご酒妻の諭しの夜長かな(関戸正彦) 
・校庭に残る糸瓜や風に踊り(河野尚子)
・遠く遠く貨車の音する夜寒かな(池端良伸)
・茸採り鈴の音軽く背なの籠(上田芳美)
・仏間より仰ぐ月夜の平和かな(福田暁美) 
・秋夜や瑠璃のリングを嵌めてみる(安田由紀子) 

第148回俳句教室山河句会開催

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新涼③四高
 26日(土)の午後、第148回田上公民館俳句教室山河句会を開催いたしました。7月句会は休会となっており、お題の「新涼」と漢字「河・川」の俳句を含め、新たな試みとして取り入れました写真俳句も合わせて7句提出で、暑い句会となりましたが清記・披講・選句後先生選句と添削・講評もいただきました。
【先生選句】(清記順)
・夜風入れ部屋に満ちたる虫の声(新出祐子)
・爽やかな牧の白樺風に触れ(田上ナツ子)
・輝けり鮎も水面も釣り人も(安田由紀子)     
・猫もしかり涼しき居場所あちこちと(福田暁美写真句)  
・村に入り村を出るまで稲穂風 (河野尚子)   
・町会長まんなか夏の朝体操(新出祐子)
・渓涼し人に寄り来る野生猿(河野尚子写真句)
・のんびりと何もせぬ日や草の花(池端良伸)
・天の川知床の地に車中泊(関戸正彦写真句) 
・爽やかや馬場に駿馬の駆ける音(河野尚子) 
・片陰に憩ふひととき親子猿(田上ナツ子写真句)
・泥流の跡凄まじき今朝の秋(松田好子写真句)
・木漏れ日の川面に蜻蛉追われ追ひ(本田誠一郎)
・新涼や喜寿の祝の朝の膳(上田芳美) 
・来客を待ちて切りたる大西瓜(上木惠子)

第147回田上公民館俳句教室山河句会開催

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あめんぼうみずすまし

 24日(土)の午後、前回は吟行で実施しましたが、今回第147回山河句会を開催しました。お題は、「黒南風・白南風」、「みずすまし・あめんぼう」で、10名の参加と2名の投句があり、披講の後先生の選句と講評・添削をいただきました。なお、7月の句会は休会で、8月は、26日の土曜日開催、お題は、「河・川」と「新涼」で、L版写真と俳句の提出も確認しました。
【先生選句】(清記順)
・つやつやの頬寄せる子らさくらんぼ(安田由紀子・5点)
・風薫る眼下に蒼きダム湖かな(河野尚子)
・黒南風や鈍色に染む日本海(関戸正彦)     
・下山仏の寺に紫紺の花あやめ(河野尚子)  
・郭公のますます近き今朝の雨(池端良伸) 
・雨水を受ける大瓶にあめんぼう(上木惠子)
・水の音絶えぬ寺領や花擬宝珠(田上ナツ子)
・干拓をつつきる舗道麦の秋(松田好子・5点) 
・おはやふの声の透けをり立葵(池端良伸) 
・通り雨右往左往のあめんぼう(河野尚子)
・色艶も匂ひも良しと蕗を煮る(上田芳美)
・汗かきの友に贈りし麻のれん(石川千波)
・黒南風や夜ふかし続く猫の眠り(福田暁美) 
・すずめ跳ね小花そよげる梅雨の晴(新出祐子)
・氏神へ上がる石段蟻の道(谷内瑞江) 
白南風
 

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