6月の俳句教室・お題は「まつり」
23日(土)は、22回目の俳句教室です。投句1名でそれぞれがお題「まつり」を含めて4句を提出、清記しました48句を各自が選句し、順番ににお願いしています披講者によります読み上げ後、中條先生から講評と添削を頂きました。次回は、休みとして希望者によります吟行となります。
<先生選句>
・朝捥ぎし秋茄子の紺きはまれり(上田)
・明けはなつ病窓に立ち祭笛(河野)
・恐竜展に尻込みする子夏の雲(田上)
・雨つづき葉裏にひそむ蛍かな(上木)
・育みし朱鷺飛立てり夏の空(関戸)
・セザンヌ展出し夕空に夏燕(河野)
・花菖蒲ゆったり語る老夫婦(田上)
・新緑と沈む夕日を一人占め(守田・4点)
・スカイツリー祭りの雑踏見下せり(関戸)
・夏きざす金環食に仄暗く(守田)
・月明かり白く浮きたる半夏至(上木)
・ピカソの絵ならぶ廊下や水中花(河野)
・柿若葉地蔵仏に手を合せ(上田)
・鳴き合へる蓮田の蛙闇夜かな(谷内・4点)
・彼岸花祭太鼓の遠ざかり(上田)
・釣るもよし食するもよしと魚籠の鮎(松田・5点)
・はつらつと子供歌舞伎や祭笛(田上)
・風青し襲名の箏響きをり(若村)
・校舎よりバイオリンの音風涼し(河野)
・西行の草庵跡や青楓(谷内・4点)
・聖五月金環食に人の酔ひ(福田)
・ほのぼのと祭の馳走母の味(石川)