二月の俳句教室山河句会
27日の土曜日は、第63回田上公民館俳句教室・山河句会です。お題『春寒』を含め当季雑詠を4句を提出頂き、参加者によります互選句の後、中條先生の選句と講評を頂きました。
◎高得点句
・物音を吸ひこんでゆく牡丹雪(中條・7点)
・ゆつたりと母の生立ち聞く余寒(上田・5点)
・連峰の山襞きはみ春めけり(守田・5点)
◎先生選句
・料峭や身八つ口より抜ける風(広瀬信子)
・春寒やことば少なに露天の湯(上木惠子)
・ゆつたりと母の生立ち聞く余寒(上田芳美)
・春の雪消しゴム一個買ひに出る(河野尚子)
・転送の葉書一枚浅き春(広瀬信子)
・連峰の山襞きはみ春めけり(守田君江)
・薄雪の遠山仰ぎ深呼吸(福田暁美)
・芭蕉句碑ある境内や笹子鳴く(河野尚子)
・桜貝思い出共に硝子瓶(谷内瑞江)
・とろとろとつなぐ夢見て春寒し(上田芳美)
・雛あられ袋選びの母子かな(池端良伸)
・竹林の雪を押し上げみどり濃し(石川千波)
・春の雪吽かたくして仁王像(松田好子)
・枯木立間に青く遠の山(新出祐子)
・涅槃団子老ひも若きもおおはしゃぎ(関戸正彦)