第74回山河句会の初句会
27日の午後、公民館俳句教室・山河句会の初句会を開催しました。初句会には、病気療養中1名を除いて全員が出席、さらに句友の松田さんが里親をしていますベトナムからの留学生・ウオンさんが参加頂き、先生選句2句選ばれ、新鮮な俳句への取り組みに、参加者も温かい心で接しいたしました。2月は無理ですが、3月の句会には参加いたします。
なお、2月の山河句会は、25日の土曜日です。「海」の漢字を入れた句を含め当季雑詠4句をお願いいたします。
◎先生選句(清記順)
・寒日和手作り柚餅子軒に吊る(田上ナツ子)
・結氷の池青きもの閉じ込めて(河野尚子)
・寒空へ小鳥前向き飛びかける(フウンさん)
・街頭のスポットライト雪舞へり(新出祐子)
・春隣シューズの紐を結びをり(池端良伸)
・寒卵心の痛み癒すなり(フウンさん)
・小豆粥味の決め手は能登の塩(上田芳美)
・この街に年を重ねて寒卵(河野尚子)
・立食ひのうどんを啜る寒卵(田上ナツ子)
・漆喰の静かさを聴く寒昴(広瀬信子)
・定年をねぎらふ家族寒卵(新出祐子)
・手術後の服薬解かれ雑煮餅(守田君江)
・鶏四五羽飼ふて掌にのせ寒卵(上田芳美)
・冬良き日横綱奉納国光る(福田暁美)
※添削―新しき横綱生まれ冬温し
・夫の卓さりげなく添へ寒卵(松田好子)
・日脚伸ぶ黄色の花を買い求む(上木惠子)
・風花に托鉢僧の足早し(関戸正彦)