田上俳句教室第８３回山河句会
１１月２５日の俳句教室第８３回山河句会は、先生が都合によりお休みとなったため、出席者によります互選句として開催、後日先生の選句と講評・添削を頂きました。なお、１２月の山河句会は、昨年同様「柚餅子」作りを金大留学生の日研生第２３期の皆さんと一緒に開催します。
◎先生選句（清記順）
・秋空に茅葺匂ふ白川郷（上田芳美）
・川音や黄落絶えず秋声墓碑（河野尚子）
・浄水場土手一色に銀杏黄葉（ 〃 ）
・南天の実も葉も赤し入り日かな（上木惠子）
・妻の留守婿を誘ひて加能蟹（関戸正彦）
・子の握る散歩帰りの草の花（田上ナツ子）
・護摩堂の読経の時や銀杏散る（ 〃 ）
・漆黒の家並みの瓦星冴ゆる（ 〃 ）
・照る紅葉降れる水面の鯉の影（ 〃 ）
・バス停の大きな柿に触れてみる（広瀬信子）
・姫川の流れに沿ひて紅葉狩（ 〃 ）
・寒星やゆらゆら揺れる耳飾り（ 〃 ）
・授業参観秋の句が出来ました（ 〃 ）
・急な訃報冬の星座に語りかけ（福田暁美）
・生き延びたトマト一つと冬仕度（ 〃 ）
・学生と共に仕上げる間垣かな（池端良伸）
・伝説を光に秘めてオリオン座（新出祐子）
・畦道に猫車ゆく小六月（松田好子）
・鴛鴦に惹かれ旅人佇めり（守田君江）
・二階より身を反らし見る冬銀河（谷内瑞江）