2月の俳句教室・第86回山河句会
24日(土)の午後、田上公民館俳句教室第86回山河句会が、お題は無かったものの「巡る」を入れた句を含め当季雑詠4句で行われ、先生選句と講評・添削を頂きました。3月の第87回山河句会はは24日(土)に開催します。
【先生選句】
・大雪原孤高の影を写し撮る(上田芳美)
・雛飾る寺奥の間へ緋毛氈(河野尚子)
・雪に耐へ出荷間近の桜草( 〃 )
・大壺に挑む陶工ちゃんちゃんこ( 〃 )
・巡り来る春を待つ歌おわかれ会(広瀬信子)
・はえかはる前歯一本春隣( 〃 )
・普段着の夫と傘さす梅見かな(肩 幸宏)
・蔵満たす神の吐く息寒造り(池端良伸)
・猫の恋声はなにぞと思ひけり( 〃 )
・待てど来ぬメール返信追儺の夜(新出祐子)
・風花や古代を巡る講話会( 〃 )
・ゴッホ展巡りて京の湯豆腐膳(田上ナツ子)
・オリオン座見て眠りたり二月尽(谷内瑞江)
・日と月に巡り巡りて八十路春(守田君江)
・声交わし励まし合って雪をかく(関戸正彦)
・三寒と四温巡りて雨の朝(上木惠子)
・オリンピック氷上の舞にわき上がる(福田暁美)