金沢市田上公民館ブログ

　
昨年１０月から金沢大学で学んでいます１１名の「第１６期日本語・日本文化研修留学生」は、１年間の研修成果と課題研究を取りまとめ、５日、金大留学生センター合同修了研究発表会で、大学関係者や田上の会・里親の見守る中、各自の研究テーマについて発表、厳しい質問等にも堂々と応えていました。
　それぞれの課題研究テーマは、日中大学生の親子関係の比較、主観的な幸福感の比較、余暇生活の違い、国産食品と輸入食品に対する消費意識について、日中大学生のアンケート結果を取りまとめしっかりと分析したものや、日本のゲームソフト市場の動向、フラクタル：自然の幾何学と難問題に取り組んだもの、曖昧性の視点から日本語の特徴を見る・日本語とタイ語の受動態の対照研究・タイ人日本語学習者の「テイル」取得などの言語学的研究、日本語とカザフ語におけることわざの対照比較研究、日本語と韓国語の女性語ー村上春樹のノルウェイの森を中心にーと、大変幅広いもので、毎年、日研生のまじめでひたむきな向上心と上手な日本語によるパワーポイントを駆使しての発表には驚きと新たな発見を感じています。
　各日研生は、これらの課題研究を論文としてまとめ最後のチェックを受け帰国することになります。８月３１日の修了式と里親を交えての送別懇親会で、金大を卒業し金沢を後にします。最後まで頑張って下さい。