7月の俳句教室・山河句会
28日(土)の午後、第90回となります田上公民館俳句教室「山河」句会」を開催、当日の都合等により、参加者は8名となりましたが、新たに若松の岩見さんが参加、投句の4名を含め、お題の「熱帯夜」・「晩夏」により選句と先生の講評を頂きました。
【先生選句】・清記順
・玄関に母の客居て夏椿(広瀬信子)
・丸裸の母は骨盤ばかりなり(池端良伸)
・盆帰省となりの猫は居なくなり(肩 幸宏)
・歌丸のやうに死にたし蓮の花(新出祐子)
・焼き上がる陶の恐竜夏休み(河野尚子)
・竜を彫る匠の手元晩夏光(田上ナツ子)
・初蝉や白寿の母と耳澄ます(上田芳美)
・濁流の去りて山村炎天下(松田好子)
・玉虫も竹馬の友も遠くなり(守田君江)
・窓を開け蚊と闘いの熱帯夜(関戸正彦)
・夜濯や月の光を肩に浴び(広瀬信子)
・熱帯夜布団たぐりて被災地想ふ(福田暁美)
※添削―熱帯夜被災地想ひ寝つかれず
・烏瓜の花仄かに風を受く(谷内瑞江)
・石垣の古木青青晩夏かな(岩見博子)
※添削―石垣に晩夏の古木青青と
熱帯夜の片町を詠んだ句
◎喧噪の眠らぬ街や熱帯夜(肩)
◎雑踏の消えぬ片町熱帯夜(関とっと)