第108回山河句会開催
22日(土)の午後、田上公民館の俳句教室・山河句会第108回を開催しましたが、新型コロナ予防もありマスク着用で実施しました。まさに、お題の「群れ」のとおり、マスクの群れでした。なお、3月の俳句教室は、第三週の21日となります。
【先生選句】
・眠られず起きて凍星眺めたり(谷内瑞江)
・藻草分け池滑べやかに小白鳥(河野尚子)
・椋鳥の群ざわと来てざわと去る(上田芳美)
・クレヨン画春を待つ子の一人ごと(守田君江)
・たれひとりうちあけられぬ寒椿(肩 幸宏)
・新しきものでなきやう春の風邪(池端良伸)
・春めきやあの日の僕へ糸電話(肩 幸宏)
・梅咲きて言の葉かけて過ぐるかな(谷内瑞江)
・薄雪に靴底当てて二歩三歩(福田暁美)
・「わっしょい」と声嗄らす子ら春神事(松田好子)
・髪切って襟首に入る春の雪(河野尚子)
・川土手や歓声受けて凧揚がる( 〃 )
・ふるさとや涅槃団子の犬と蛇(池端良伸)
・日矢の射す淡雪の中鳥の群(松田好子)
・一群の引きゆく光小白鳥(田上ナツ子)
・寒の水赤き手をもむ老婆かな(関戸正彦)
・群れなして街中闊歩の若き女(石川千波)
・群烏春一番に空めぐる(新出祐子)
・護衛艦を見送る家族春の海(上木惠子)