第129回俳句教室「山河句会」開催
27日(土)、第129回公民館俳句教室「山河句会」が、お題に季語「落葉」と漢字の「下」を活用した句を含め5句の提出ではじまり、清記後、新出さんの披講により提出された句の選句があり、最後に先生選句と講評と添削をいただきました。なお、12月25日には第130回の句会を、お題「夜」の漢字やイメージとして開催します。
≪先生選句(清記順)≫
・北風や能登の景色の立ち上がる(池端良伸)
・雨粒の膨らむひかり実南天(田上ナツ子)
・銀杏落葉敷石の道金色に ( 〃 )
・また来てと手を振る母や木の葉髪(上田芳美)
・銀杏枯れ机の要らぬものを捨て(池端良伸)
・送り出て僧の衣に冬紅葉(関戸正彦)
・風に舞ひ車道を亘りくる落葉(新出祐子)
・雪吊りや荒縄の束宙を舞ふ(上木惠子)
・声立てて水面を散らし鳰潜る(田上ナツ子)
・角巻きの雪を払ひて部屋に入る(石川千波)
・干し柿や甘くなれなれそっと揉む(関戸正彦)
・我が町の長き石段落葉積む(上木惠子)
・石焼芋声をたよりに追ひかける (石川千波)
・波の花微震の続く能登最果て (河野尚子)
・雪虫や伸ばしたる手のその上へ(池端良伸)
・湯豆腐の半丁で足るひとりの夜(河野尚子)
・雪垣の下縄しかと結ふ老ひて(松田好子)
・落葉道知らぬ鳥に癒されて(福田暁美)