田上公民館俳句教室第132回山河句会
26日(土)の午後、田上公民館の俳句教室第132回山河句会を、公民館に展示してあります松本さんの動物の鉛筆画と虎の絵画をお題にして開催、虎の季語で苦労したようですが、色鉛筆のイメージも盛り込んだ力作が披露されました。
【先生選句】(清記順)
・色鉛筆削りピンクで春を塗る(関戸正彦)
・えんぴつ画額にをさまり春到来(松田好子)
・雪風巻声も途切れて選挙カー(関戸正彦)
・外は雪波うつ如く正信偈(上田芳美)
・深雪晴空の青さを篤と見る(石川千波)
・縄大蛇運ぶかけ声春を告ぐ(松田好子)
・影絵なす百樹の上の春の月(松田好子)
・襖絵の虎と目の合ふ朧の夜(池端良伸)
・恥ぢらひの妻のチョコバレンタインの日(関戸正彦)
・獅子頭彫るや余寒の鑿光り(河野尚子)
・薄氷を田の隅寄す風柔ら(田上ナツ子)
・春近しまた読む夫の農日誌(谷内瑞江)
・大寅や小寅もゐたる春の宴(新出祐子)
・六の瞳散歩見送る炬燵猫(福田暁美)
・新雪のまぶしき朝の静かさよ(上木惠子)
なお、3月の山河句会は、26日(土)の午後、お題を『芽』で開催いたします。