第45回俳句教室「山河句会」
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第45回田上公民館俳句教室『山河句会』は、夏山登山等のため四句(お題・金魚)投句として実施しました。
(先生選句)
・コンチキチン懐かし夏の風物詩(石川千波)
・山の靄ゆるりと解けて朴の花(河野尚子)
・近づけば底石揺らし金魚来る(河野尚子)
・長生きの金魚ゆずりて鉢残り(上木恵子)
・山間の湖水緑なり夏の雲(上木恵子)
・漬けてはと水茄子売りの慍かな(新出祐子)
・友禅の絵日傘似合ふあかり坂(関戸正彦)
・金魚鉢のぞく子の目とにらめっこ(福田暁美)
・悠々と一ぴき金魚甕の底(松田好子)
・常夜燈金魚掬ひの子等の声(守田君江)
・リビングの朝な夕なの金魚かな(守田君江)
・屋上に昇りきつたる月涼し(守田君江)
・雉鳩の鳴くその下や梅を干す(谷内瑞江)
・水馬の体より大きく影泳ぐ(谷内瑞江)
・草笛や医王の里に響きをり(上田芳美)