公民館俳句教室第51回「山河句会」
Posted by 金沢市田上公民館 on
24日の土曜日に開催しました田上公民館俳句教室第51回『山河句会』は、先生不在ではありましたが初句会として出席者9名と投句2名で開催。全員の選句により最高点を獲得しました河野さんの句「文旦の土佐より届く寒見舞」にお年玉を贈呈しました。
【先生選句】
・新雪がまぶしく光る加賀平野(石川千波)
・軒つらら恐ろしいほど逞しき(石川千波)
・萱葺の土壁匂ふ氷柱かな(上田芳美)
・薬袋どすんと重し寒の内(上田芳美)
・文旦の土佐より届く寒見舞(河野尚子)
・ハイヒールの尖りたる音冬銀河(河野尚子)
・冬眠の亀の這い出す日差しかな(上木惠子)
・寒風に向かひ駅伝走者かな(上木惠子)
・薄氷や母の墓前の花立てに(田上ナツ子)
・風花し庭の飛石明るかり(田上ナツ子)
・寒林を跨ぎて虹の太かりき(谷内瑞江)
・寒の暮板酒粕を炙りたり(谷内瑞江)
◎先生準選句
・寒ぶりや帰省の子からリクエスト(新出祐子)
・投網打つ漁師の笑顔寒の鮒(関戸正彦)
・大寒に布団干しする日差しかな(福田暁美)
・のど飴はあとひとつなり流行風邪(松田好子)
・鍼灸院蠟梅の香に去りがたし(守田君江)