田上俳句教室第53回山河句会
Posted by 金沢市田上公民館 on
28日の土曜日、田上公民館俳句教室第53回を開催しました、句会の始まる前に出来上がったばかりの『50回記念合同句集 山河』を配布し、嬉しさと満足感あふれる皆さんと一緒にマスコミ取材を受けました。
<先生選句など>
・蓬摘み園児の手にも匂ひけり(上田芳美)
・菊花紋の鉢に撫子芽の一寸(河野尚子)
・この騒ぎ新幹線の来たる春(新出祐子)
・摘草や土手を下りたり登ったり(関戸正彦)
・鬼ごっこいつのまにやらつくし摘み(新出祐子)
・岐阜蝶の舞へるあたりに菜を摘めり(谷内瑞江)
・野に出かけ背なに応ふる初音かな(上田芳美)
・一服に京のくずきり春の旅(河野尚子・6点)
・梅の花新幹線を遠見して(河野尚子)
・草摘むや夕暮れ時の寺の鐘(守田君江)
・春を乗せかがやきが着く鼓門(関戸正彦)
◎先生準選句
・庭先にふわっと降りるなごり雪(石川千波)
・空の青ひときは目立つ犬ふぐり(上木惠子)
・耳元を川風やはし猫柳(田上ナツ子)
・籠寄せて話はずみし若菜摘(松田好子)
・摘草を急ぎ持ちくる下校の子(福田暁美)