10月の俳句教室・山河句会
第4週の土曜日に開催しています俳句教室「山河句会」も、50回の記念句集も発行して新たなメンバも加わり、元気に楽しい句会を続けています。第59回10月の句会は31日に開催いたしました。
【先生選句等】
・ログハウス薪に囲まれ冬隣り(関戸正彦)
・エンストや歩いてみれば野紺菊(新出祐子)
・加賀鳶の天を蹴り上げ文化祭(河野尚子)
・牛蒡引く土を離るる音のして(谷内瑞江)
・里山に人集まりて茸汁(関戸正彦)
・鮮やかな巴錦の菊香る(関戸正彦)
・つつぬけの空に柿の実すいこまれ(石川千波)
・落鮎の香ばしき腹好むなり(上木惠子)
・母の香ののこりし袖の秋袷(松田好子)
・天高し三重の塔そびえ立ち(広瀬信子)
・ベランダの闇鳴き止まぬすがれ虫(河野尚子)
・かさこそと小犬と散歩落ち葉径(石川千波)
・初尾花潮風に揺れ巌の上(上田芳美)
・柿たわわ難民の子に想ひ馳せ(福田暁美)
・点滴の光り眺めつ夜半の秋(守田・6点)