第64回三月の山河句会
26日の土曜日、64回目となります田上公民館俳句教室「山河句会」を開催、お題の『種蒔く』と季節の句4句を提出頂き、参加者の選句と先生選句と添削、講評を頂きました。なお、4月の山河句会は、23日に吟行といたします。
◎高得点句
・師の句碑を少し濡らして名残雪(中條・7点)
・村巡る水の勢ひ春きざす(田上・5点)
・手づくりのゆべしが香る春の句座(関戸・5点)
≪先生選句≫
・長靴の軽しと思ふ種を蒔く(池端良伸)
・畝作り指から零す花の種(上田芳美)
・村巡る水の勢ひ春きざす(田上なつ子)
・医王嶺を遥かに仰ぎ種下す(広瀬信子)
・雨後の土ふっくらに蒔く罌栗の種(河野尚子)
・蒲公英や綿毛と旅をもくろみぬ(池端良伸)
・主亡き農小屋通草の芽吹きをり(谷内瑞江)
・東北の復興願ひ種を蒔く(守田君江)
・種まきてとぎ汁まくを日課とす(福田暁美)
・春光や入寮を待つ部屋掃除(谷内瑞江)
・道はさみ家の向ふに花杏(石川千波)
・種売りの自慢の種を買ひぬけり(関戸正彦)
・菜の花や朝の光をほしいまま(新出祐子)
・種まきしひと畝おほふ朝日かな(上木惠子)