4月の山河句会
4月23日に吟行として開催しました第65回山河句会は、中條先生の選句と講評等も終わり、北国新聞にも掲載されましたので、報告いたします。
◎先生選句
・啄木忌父の詩作をかみしめる(石川千波)
・目の痛きほどに鮮烈里若葉(池端良伸)
・九州になお地震続くリラの冷(河野尚子)
・志功旧居庭の高みや樗の芽(河野尚子)
・志功描く戸板の緋鯉生き生きと(河野尚子)
・伽羅木は蓮如お手植え若葉風(河野尚子)
・開校の歌高らかにさくら咲く(上木惠子)
・激震のやまぬ被災地春暮れる(上木惠子)
・お手植の伽羅の茂みに蓮如像(上木惠子)
・うぐいすの声とどきたる茶室かな(上木惠子)
・杓薬や遠くを見やる蓮如像(新出祐子)
・若衆の山車の組立て町騒ぐ(関戸正彦)
・シネラリヤ西暦で書く誕生日(広瀬信子)
・地震去りて山懐の白き藤(松田好子)
・教はりし栴檀木の芽吹きをり(守田君江)
・石楠花の中や蓮如の像仰ぐ(守田君江)
・石楠花や御坊なごりの祈り道(上田芳美)
・石楠花や蓮如の苦行偲びゐて(福田暁美)
・うららかや草花多き志功の絵(谷内瑞江)