俳句教室・第69回山河句会を開催
27日は第69回山河句会です。お題「残暑・秋暑し」を含め四句を提出頂き参加者によります選句後、先生から講評と添削を頂きました。
◎先生選句
・日を散らし向日葵揺るる豪雨あと(河野尚子)
・帰省子の着払いなる荷の届く(広瀬信子)
・名水に葉蓋も涼し朝茶席(上木惠子)
・手づくりの野菜たっぷり夏の夕(上田芳美)
・乳歯二本ぽろりと抜けて今朝の秋(広瀬信子)
・甲子園かちわりどっせと声たかに(石川千波)
・逆上がりなほ頑張る子夏果つる(河野尚子)
・湯通しの鱧しゃきしゃき京の宿(関戸正彦)
・ドローンを飛ばした先の秋の雲(上木惠子)
・鶺鴒の先へ先へと墓の道(谷内瑞江)
・口上の世代変はりや夏祭り(河野尚子)
・川底に鯉休みいて秋暑し(上田芳美)
・ひぐらしや入院支度はかどらず(松田好子)
・一雨に残暑も流れ皿洗ふ(池端良伸)
・秋草の鉢並べたり喫茶店(上木惠子)
・オリンピック熱気を保つ夏の夜(福田暁美)
・酔芙蓉紅くこぼれて日の終わる(谷内瑞江)
・死別して四十年の墓参り(広瀬信子)
・地ひびきの足裏くすぐる大花火(河野尚子)
・雨だれがリズム入れたる虫の奏(新出裕子)
・夏のリオ巧みに渡すバトンかな(守田君江)
・蓮の葉の水玉跳ねて風渡る(田上ナツ子)
・炎天下レースを待つ間の競走馬( 〃 )