第70回山河句会は吟行で
『茅葺の 屋根に輝く 今日の月』(関とっと・先生特選)
月一回定期的に開催しています公民館俳句教室・山河句会は、9月の第70回句会を、金沢湯涌江戸村の「お月見の夕べコンサート」に出席し、月見も楽しみながらの吟行で開催させて頂きました。
≪先生選句≫
・初恋の思い打ち明け鳳仙花(池端良伸)
・鳳仙花むかし話しこぼしけり(上田芳美)
・鳳仙花爆ぜて家居のひと日かな(河野尚子)
・朝日浴び棚田に光る蕎麦の花( 〃 )
・湯の町やギターに弾む月見会( 〃 )
・幼子のままごと遊び鳳仙花(上木惠子)
・茅葺の肩に乗りたる十三夜( 〃 )
・フルートに虫の音和するコンサート( 〃 )
・フルートの奏に鎭盛る良夜かな(新出裕子)
・うまおひのさりげなくゐるコンサート( 〃 )
・鳳仙花弾ける音に耳を寄せ(関戸正彦)
・追いかけて追っかけられる月明かり( 〃 )
・鳳仙花雀輪になり地を突く(田上ナツ子)
・大梁に響くフルート月見会( 〃 )
・ピアソラの調べにのって良夜かな(広瀬信子)
・蟋蟀の負けずに野外コンサート( 〃 )
・鳳仙花弾けて跳んで別世界( 〃 )
・鳳仙花小さき手より弾けゆく(松田好子)
・地蔵盆子等はゐなくて親ばかり(石川千波)
・月の宴終りの曲はアンフォシーナ(福田暁美)
・二十奏のボサノバ聞けり月見会(谷内瑞江)