10月の山河句会は投句といたしました。
10月の俳句教室山河句会は、ふれあい文化祭等があり、投句とし先生の選句と添削・講評を頂きました。
≪10月の俳句教室・第71回、先生選句≫
・秋の海夕暮どきはなほ寂し(石川千波)
・新米を取りに来いよと妻の母(池端良伸)
・七十を迎へむかごの握り飯(上田芳美)
・鴨の声秋声墓碑を包む木立(河野尚子)
・フルートの息継ぎ深し星月夜( 〃 )
・渓谷や掬ふ名水紅葉映し( 〃 )
・すき通る笛の音聞こゆ月の宴(上木惠子)
・夕月夜西は茜に染まりたり( 〃 )
・杉山に一樹の銀杏黄葉かな(新出裕子)
・金色の光まとひて秋茜( 〃 )
・桜紅葉キャッチボールの音高し( 〃 )
・林抜け空につながる芒原(関戸正彦)
・利家の生地を尋ね曼珠沙華(広瀬信子)
・新米にこげおにぎりの祖母偲ぶ(福田暁美)
・秋の暮唱歌小声に橋渡る( 〃 )
・静かなる星のきらめき十三夜(守田君江)
・大提灯くぐりて出会ふ菊供養(谷内瑞江)
・人まばら古寺の庭の萩を刈る(松田好子)
添削―萩刈られ人まばらなる古寺の庭