俳句教室第81回山河句会
26日、田上公民館俳句教室第81回山河句会を開催、久しぶりに石川さんが公民館を訪ね投句されました。本当に嬉しいことで、一日も早く全快され俳句教室にご出席頂きますよう祈念しています。
今回のお題は「秋夕焼け」で、当季雑詠を含め4句提出頂き参加者によります7句選句と先生選句と添削を頂きました。なお、9月句会は休会とさせて頂き、次回第82回山河句会は、10月28日に開催しますが、お題は「渡り鳥」・「鳥渡る」です。
《先生選句》
・恵比須顔の翁撥振る秋祭(池端良伸)
・湧き水に葛饅頭二個しずめ置く(松田好子)
・秋風や小羊の耳草に触れ(田上ナツ子)
・夕蝉や水平線のあかあかと(守田君江)
・紋幕に風丸くして地蔵盆(池端良伸)
・川風ののぼり来る田や稲雀(谷内瑞江)
・追悼の兵士の墓に蝉時雨(関戸正彦)
・道の駅桜貝売る老女かな(田上ナツ子)
・石投げて水の輪描く秋夕焼け(守田君江)
・荒れ畑に昼顔楽土広がえり(松田好子)
・夕暮れの居間に大の字虫時雨(松田好子)
・鬼やんま行きつ戻りつ風立ちぬ(上田芳美)
・畝を打つ妻の背中に大夕焼け(関戸正彦)
・夕焼けの中を飛びゆく鴉かな(上木惠子)
・そこここの汚れ目につき涼新た(広瀬信子)
・一瞬の秋夕焼けに息をのむ(石川千波)
・秋夕焼け染めて人居ぬ牧場跡(河野尚子)
・青空に槌音高し汗光る(福田明美)
・秋蝉を頭から浴び美術館(新出祐子)