俳句教室・第98回山河句会
23日の土曜日、田上公民館俳句教室「第98回山河句会」を参加者11名(投句3名)で開催、今回のお題は、「戸」・「関」の漢字を入れた句を提出することで、なかなか難しそうでしたが、男性から『関鯖』の句があり先生の選句にも入りました。次回4月・第99回は27日(土)に、お題を「四」・「声」で、当季雑詠を含め4句提出で開催します。
◎先生選句(清記順)
・虫喰ひの十二単衣の雛笑む(松田好子)
・故郷の三戸減りたり昼蛙(谷内瑞江)
・戸を叩く一陣の風春を告ぐ(岩見博子)
・関数の宿題する子春炬燵(新出祐子)
・短髪や桜の空へ入隊す(肩 幸宏)
・麻酔覚め妻の笑顔や春隣(関戸正彦・7点)
・堰止めて友禅流す春の川(上田芳美)
・春の月笑ひ上戸と帰るバス(新出祐子)
・春北風白際立てる戸室山(松田好子)
・鱗剥ぐ出刃に銘あり関の鯖(肩 幸宏)
・卒業生今日を最後の金ボタン(岩見博子)
・彼岸西風戸隠山を研ぎにけり(池端良伸)
・車椅子かしぐ路肩につくしんぼ(河野尚子)
・青空や土手をうづめる犬ふぐり(上木惠子)
・冬木立夫の絵の中凛と立つ(石川千波)
※添削―夫の絵の冬の木立の凛と立つ
・敷きわらに包まれている菖蒲の芽(田上ナツ子)
・春寒し弁慶忍ぶ関の跡(福田暁美)
・受験子の合格祝ひ赤の飯(守田君江)