平成最後の第99回山河句会
27日(土)の午後、平成最後となります田上公民館俳句教室「山河句会」の99回目の句会を開催、お題として出されました「四」・「声」に苦吟しながらも4句提出、先生選句も頂きながら添削と講評も頂きました。次回第100回記念は、5月25日に吟行と記念の昼食会で実施します。
【先生選句】
・春潮のアダージョの風かほる風(肩 幸宏)―「春潮」は検討を
・残照の木立うぐひす鳴き合へり(河野尚子)
・大杉や四方は八十八夜なる(池端良伸)
・お社の声と太鼓に桜散る(上田芳美)
・四方山故里は今風光る(松田好子)
・耕しに鳥の声降る峡の村(新出祐子)
・新任のチョークの名前四月かな(肩 幸宏)
・鈴なりの満天星に児ら声弾む(松田好子)
・少年の声変りしてリラの花(河野尚子・9点、最高得点)
・花筏堀にあらはる竜のごと(岩見博子)
・遠足や教師の首にホイッスル(肩 幸宏)
・秋干(ふらここ)を漕ぎて仕事を明日にやる(池端良伸)
・花種を指すり合はせ蒔ひてをり(河野尚子)
・父植えし大木となる桜かな(谷内瑞江)
・藤棚の房の雨粒風の中(田上ナツ子)
・ふるい寄せ網の白魚掬ひけり(守田君江)
・断シャリと予定にしるし春連休(福田暁美)
・茶屋街やカメラ目線のつばくらめ(上木惠子)
・頑張れと四月の別れ新幹線(関戸正彦)