奥の細道サミットin金沢で表彰を
13日(土)の午後、金沢で初の「奥の細道サミット」が開催され、令和元年が、芭蕉が奥の細道の旅に出て330年の節目となることから、ゆかりの地をリレーする「俳聖の火」を携えたPRキャラバンも参加。シンボルの灯を受け取りました山野市長は、「芭蕉翁の功績を顕彰し地域の活性化に結びつけ、活動を展開していく」と決意表明されました。
記念公演は、俳句を詠む人工知能・AI『一茶くん』の開発を進める北大川村教授から「AIと俳句ー機械が知能を獲得するためにー」と題して、AIが詠んだ俳句を紹介した。川村教授は「病む人のうしろ姿や秋の風」と「見送りのうしろや寂し秋の風」の二つの句を提示。後者は芭蕉の実際の作品で、前者は同教授らが開発を進めるAI「一茶くん」の作品と説明した。 開発当初の一茶くんは「かおじまい/つきとにげるね/ばなななな」のような全て平仮名の句しか詠めなかったが、膨大な量の過去の作品を学習させ、「俳句っぽく詠む技術は向上した」と話した。また、AIの可能性と日本人が持つ五感をどう生かしていくことができるのかも併せて話されました。
なお、開会を記念して公民館等に設置して募集しました俳句が500通を超え審査に苦労したことも報告され、金沢市長賞、市教育委員会賞に引き続き、金沢市公民館連合会会長賞に選ばれました「美しき城を見せたる五月晴」の森田さんに、わたくしから賞状を贈らせて頂きました。
このサミットを契機に金沢市の俳句熱が高まり隆盛することを祈念しています。(関とっと)