令和最初のゆうゆうぜみは算数数学を日常に活かすヒント
9月21日土曜日の午前10時、田上公民館で地域在住の語り部を招いての「ゆうゆうぜみなーる」を開催。テーマは「日常に活かす『算数』『数学』」、実学の面白さの内容でした。語り部は、松田博男氏(平成28年3月まで金沢医科大学一般教育機構で教鞭、上若松在住)でした。
西暦の考えがない時代に、年数をひと目で把握できるように考案されたマトリックス形状の縦横斜めに手繰る、金沢の大工の子孫宅で発見された、「元号早見表」のお話から始まり、和算、ちょっとかわった掛け算法について、算数を知恵として活かせる事例をお話いただき、これには参加された方から、「はぁーんなるほど」の声が多く聞かれました。そのあとは、暮らしに活かせる算数・数学について、「健康」、「交通渋滞」、について、ケース事例をもとに学び、「美と数学」については、プリンター用紙に代表される「白銀比」(≒1:1.4)、クレジットカードなどの形状で用いられる黄金比(≒1:1.618)、最後は少し難しくはなりましたがフィボナッチ数列と黄金比について教えていただき、まとめの動画の最後には「ひまわり」の映像を脳裏に焼き付けて、最後の「なるほど」を感得することができました。
苦手な分野は得てして、避けて通りがちになるもの。今回のゼミナールでは、根本にある考え方を理解すれば、真実を的確にとらえられること、数理的な真理則が世の中に存することを短い時間の中でわかりやすく学ぶことができました。いいね!公民館「生涯学習」。松田先生ありがとうございました。(ふ)