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金沢市田上公民館ブログ

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田上公民館俳句教室第109回山河句会

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 3月21日の第109回山河句会は、コロナウイルス感染拡大を受け中止し、投句で対応し中條先生の選句と添削が終わりました。お題の「民」・「焼く」を活かした句の提出があり、選句には苦労したようでした。
◎先生選句(清記順)
・卒業のビデオ式辞に一礼す(池端良伸) 
・国民へのメッセージ聴き眼張り焼く( 〃 )   
・啓蟄や枝打ちの音大空へ(岩見博子)
・母の焼く粕漬鰆やはらかき( 〃 )
・春眠や含み鳴きして鳩の声(上田芳美)
・風渡る土手に登れば初音かな( 〃 )
・公民館壺一杯の水仙花   ( 〃 )
・魦網仕掛けて能登の春となり(河野尚子)
・白雲が道草したる菜の花畑 ( 〃 )
・一鍬に目覚めて蚯蚓身を捩り( 〃 )  
・囀りや城の鬼門に楠一樹  ( 〃 )
・青空をひがん桜の紅の色(上木惠子)
・マスクしてコロナ対策受験生( 〃 ) 
・古民家にジャズのメロディ朧月( 〃 )
・名を呼べば鳴き出す小犬桃の花(新出祐子)
・雨後の大地ゆくりゆくりと青き踏む( 〃 )
・春雨の水輪にジャズの呼応せり  ( 〃 )
・目刺し焼くのれんをくぐり新天地(関戸正彦)
・玄関に陽ざしが入りて彼岸入り ( 〃 )
・池濁し寄り来る鯉や木の芽風(田上ナツ子)
・雨脚にしたたる蕾糸桜  ( 〃 )
・青空へ紅梅のいろ深まりぬ( 〃 )
・旅立つ春手を焼かせるなコロナ菌(福田暁美)
・海境に鎮魂祈る春の虹(松田好子)
・そよと風桜の木肌赤み増す( 〃 )
・春夕焼出合ひ頭に娘と合ひぬ(守田君江)
・夜の風雨河津桜の色褪せし( 〃 )
・一人酌む在りし日の夫彼岸かな( 〃 )
・ふる里の木の芽田楽食すすむ ( 〃 )
・春寒し鋳物の町の閑散と(谷内瑞江)
・剪定の枝焼く煙時に乱れ( 〃 )
・朧夜や傍に寝息の犬のゐて( 〃 )
・うららかや生家の梁の黒光り( 〃 )
・山焼や延焼せぬやう見守れり(石川千波)

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