第118回田上俳句教室・山河句会
19日(土)の午後、第118回田上公民館俳句教室・山河句会を開催、お題の「雪吊り」と「山眠る」を含めた7句の俳句を清記し各自の選句を披講し、先生の選句と講評を頂きました。なお、1月の句会は、お題を「山」・「河」として23日に新年おとしだま大会として開催します。
【先生選句】(披講順)
・採石の岩肌あらは山眠る(河野尚子)
・コロナ禍の不安そのまま年暮くるる(上木惠子)
・炭竃を鬼滅聖地と子等尋ね(関戸正彦)
・箒目の深く正しく竜の玉(田上ナツ子)
・医王嶺へ向き畝揃ふ冬菜畑(河野尚子)
・老松の幹に一縷の蔦かづら(上木惠子)
・実南天はり戸の我のふと母似(新出祐子)
・声から声へ雪吊りの縄飛ばしをり(河野尚子)
・赤ちゃんの寝返り出来て山眠る(守田君江)
・さざんかや散り敷く紅と咲く紅と(新出祐子)
・コロナ禍の師走の快挙はやぶさ2(福田暁美)
・雪吊りの影を散らして鳥の水脈(河野尚子)
・月命日読経しずかに師走かな(上田芳美)
・夫の墓雨にぬれたる散り紅葉(谷内瑞江)
・雪吊りの縄のあわひを抜ける風(松田好子)