歴研で「仮装と俄を楽しんだ金沢人」を研修
23日(水)の午前、ふるさと歴史研究会は、木下幸子(元東浅川公民館館長、高砂大学歴史研究会事務局長)さんから、「仮装と俄を楽しんだ金沢人(びと)」の話を、スライドで分り易く示しながら丁寧なお話を頂き、参加者一同からとても良かったとの大きな拍手を送りました。
講演は、「仮装と俄」とは何かから始まりましたが、テレビや映画もない時代であっても、庶民の多くは、仮装や踊りの行列の練り物や安い仮装や踊りで、祭りを含め楽しんだのが金沢人(びと)だとの話から始まり、金沢全町挙げての「盆正月」について、安政6年(1859)8月のコレラ流行では「コレラ祭」なるものをおこなったこと、金沢開始300年祭(明治24年)の祭事(士農工商行列・大衆免町)、旧藩祖300年祭(明治32年)の各町催し物、尾山神社別格官弊社昇格慶賀祭などについて、その時代の背景を含め歴史的な取り組みも併せて、実に面白くお話頂きました。(資料の何部は公民館にあります)
新年1月の歴史研究会は、23日(水)10時から、金沢大学上田先生から古文書を中心に講演を頂くことにしており、誘い合ってご出席頂きますようお願いいたします。