公民館俳句教室第136回山河句会
23日(土)の午後、公民館俳句教室第136回山河句会を開催しました。ご指導いただいています先生の都合により、6月句会は休会といたしましたが、句会会員から3カ月も休会したのでは9月からの句会には対応が難しくなるとの声もあり開催したもので、今回のお題「蓮」・「麦酒」についての季語のスライドと代表的な俳句を皆で鑑賞した後、7句選句と披講を実施、河野さんと田上さんの作品が5点を獲得した他、参加しました皆さんから感想や意見を出し合い実りある句会となりました。
また、山河句会に参加したいが7月は見学させて欲しいとの希望者が2名いましたが、都合により1名が出席、作句した句も提出いただき、選句にも参加いただきました。
【7月句会は皆で選句】(2点以上、清記順)
◎高得点
・あばれ祭神輿は火の中海の中(河野・5点)
・道迷ふ先は旧道半夏生(田上・5点)
◎皆で選句(7句選、清記順で2票以上)
・泡のこと講釈したるビール好き(池端良伸)
・見落しの葉陰に絡む太胡瓜・(田上ナツ子)
・大輪のひとひらふわり蓮の夕(松田好子)
・朝凪や和紙となりたる青一面( 〃 )
・あばれ祭神輿は火の中海の中(河野尚子)
・雨粒の光を放つ仏桑花(田上ナツ子)
・小さき手に蝉殻のせて駆け寄りぬ(上田芳美)
・越して来し三兄弟の夏休み(上木惠子)
・古代蓮水の濁りに紅一片(田上ナツ子)
・青柿や粒揃ひたり墓の道(上田芳美)
・マスク外しのぼる清しさ夏の山(河野尚子)
・城垣の石と対峙す白日傘( 〃 )
・白山へみちみち遊ぶ青田風(池端良伸)
・道迷ふ先は旧道半夏生(田上ナツ子)
・白蓮や加賀蓮根の大畑(池端良伸)
・東茶屋ゆれる日傘は花の柄(関戸正彦)
・叢雲を抜けて広びろ梅雨の月(新出祐子)
・保護猫のソファ一人じめ暑き日々(福田暁美)
・ノンアルかビール恋しき病の夫(見学者・安田)
なお、8月句会(27日)は、津幡町木窪大滝の吟行となります。奮って参加ください。