8月の歴研で「若松本泉寺と一向一揆」を研鑽
24日(水)の午前、回覧で案内してありましたふるさと歴史研究会を、平成8年以来となります木越祐馨(加能地域史研究会代表・輪島光琳寺住職)先生をお招きして「若松本泉寺と一向一揆」について、資料等を基に詳細にお話いただきました。
若松本泉寺等につきましては、平成8年からの城東地区公民館連絡会「蓮如のたどった道をたずねる」の連続講演会で、木越祐馨先生から4回連続しての講演を受けていますが、当時の関係者等もいなくなり当歴史研究会としては、どうしてももう一度話を受けたくてお願いしていたもので、先生からは、若松本泉寺の成立について、創建は1487年で焼失するまで(1531年)までの44年間、大変栄えた寺であることを①下つふさ集の古文書の解読から進め、連悟の位置を、②捨塵記と③後法興院政家記で説明し、一向一揆との関係も、資料②③④乗誓寺文書と⑤六日講四講所々御書で分り易く解説いただきました。
質問では、若松本泉寺のもう少し詳細な市利用の有無や「百姓のもちたる国」についてがあり、先生からは、どんな寺だったか不明であり、規模等についてもわからないが、京からも来ており栄えた寺であることは想像できる。また、百姓のもちたる国の表現は誤りではないか、税を集める組織は存在していたと話されました。
歴史研究会としては、今回の講演を活かし子ども歴史副読本等の作成に取り組んでいかなければならいないと思いを新たにいたしました。