10月の歴研は、田上地域の埋蔵文化財で開催
26日(水)の午前、ふるさと歴史研究会を特別講演会20回で「田上地域の埋蔵文化財について」を、市埋蔵文化財センター・谷口所長から、山側環状道路建設時の遺跡を含め、地域における8つの遺跡ー若松遺跡・田上北遺跡・田上西遺跡・田上東遺跡・田上南遺跡・榊原神社遺跡・田上本町遺跡・旧上野射撃場遺跡について、スライドを使いどんな場所で発掘をしたか、どんな建物跡が出てきたか、また、埋蔵物の種類や特徴等について詳細に説明を受け、埋蔵文化財地域における建設行為等いくつかの質問もあり、理解を深めることができました。
各地域の埋蔵文化遺跡は、縄文時代からものもありますが、多くは弥生、古墳時代の建物跡や遺物が発掘されたそうで、持参された土器を説明、管区国からの青磁陶器のかけらもあり、さらに、内面を黒く色づけした貴重土器もあり、新鮮な驚きで研鑽を深めることができました。また、田上西遺跡では、旧浅野川の流れた場所も発掘され、石川郡と河北郡との郡境も絵図から理解できたとの発言もあり、しかも、谷口氏から、田上の駅の所在地についての個人的な見解も出され、歴史研究会としては意を大きくすることができました。
なお、公民館には、写真で掲載したように、田上地域の舞ぞ文化財発掘調査報告冊子もすべて整いましたので、関心のある方は公民館で学習いただければ幸いです。