2月の山河句会
25日(土)の午後、俳句教室山河句会を開催、お題の「冴え返る」・「結」の俳句など当季雑詠5句を提出し、清記後披講して皆で選句し先生の選句と講評と添削をいただきました。
◎最高得点
・藍染の泡立つ藍や冴返る(肩 幸宏・8点)
◎先生選句(清記順)
・心音のやうに椿の落ちにけり(肩 幸宏)
・真夜中の天空の月冴返る (上木惠子)
・春の夢起承転結なくてよし(上田芳美)
・草芽吹く畔やはらかに盛り上がる(田上ナツ子)
・靴ひもを結び直して寒明くる(上木惠子)
・雨あがり結びのあいさつ冴え返る(関戸正彦)
・映りたる空に罅あり薄氷(河野尚子)
・藍染の泡立つ藍や冴返る(肩 幸宏・8点)
・大股で登る坂道落椿(谷内瑞江)
・鋤き返す大地持ち上げ草芽吹く(河野尚子)
・結納の春待つあはぢ結びかな(肩 幸宏)
・制帽を高く飛ばして卒業す(上木惠子)
・ディケアの一隅赤し雛の段(新出祐子)
・対岸の細く笛の音冴返る(松田好子)
・マフラーの結びの形定まらず(福田暁美)
・結び目に夜毎手こずる春セーター(安田由紀子)
・やよひ寒値上げの兆しカフェテラス(本田誠一郎)
・七年の恋結ばれて春の色(池端良伸)