公民館俳句教室山河句会第145号
22日の土曜日、田上公民館俳句教室山河句会を開催、10名の参加と2人の投句で146回の句会を開催しました。お題は「風光る」・「書」で、字を書く、書を読むなど素敵な俳句の披露がありました。今回の最高得点は、新出さんでした。
最高得点句 みどり児の手の甲に似て若葉かな(5点)
【先生選句】(清記順)
・書に酔ひて夜半となりし春深し(安田由紀子)
・キャンパスのけやき通りや風光る(上田芳美)
・闘争の砂丘に高く夕雲雀(関戸正彦)
・大根の花に間垣を抜ける風(池端良伸)
・読み聞かせ瞳まつすぐ風光る(安田由紀子)
・週明けの街包みこむ霾(ばい)の雨(松田好子)
・古き署にかすかな匂ひ風薫(本田誠一郎)
・書き終へて筆洗ひたり春惜しむ(安田由紀子)
・書架に向かひ踵浮かせば夏近し(池端良伸)
・石仏のほほえむごとしチューリップ(新出祐子)
・神の池映ゆる紫藤の花(河野尚子)
・風光る日ごとに膨れ大欅(松田好子)
・建て前の香り漂ひ風光る(福田暁美)
・薔薇園の手入れ整ひ風光る(田上ナツ子)
・我ぞ知る急勾配の蕨採り(谷内瑞江)
・ふはふはの新芽出揃ひ雑木山(上木惠子)