金沢市田上公民館ブログ

　
大学門前町ホタルの会にとって２回目となります鈴見せせらぎ用水への「ホタルの幼虫」放流は、３０日の午後の秋日差す絶好の日に、杜の里小学校三年生・８７名と明星校長、ホタルの会・ＮＰＯ金沢杜の里・ホタルの里親・金沢ホタルの会会長と一緒に、２２０匹の源氏ボタル幼虫とホタルの餌となるカワニナ３００匹を放流し明年夏の再会をお願いしました。
　これら放流した幼虫は、ＮＰＯ杜の里事務所をホタルの宿に、３か月間、三年生が２２２匹の幼虫（亀田ホタルの里親が卵から幼虫にかえす）観察と飼育を続けてきました。児童達の真剣な取り組みもあり、生存率はほぼ１００％でホタルの幼虫は元気に大きく育ち、今日の放流を迎えることができました。
　放流は、児童の司会進行により進められ、最初に、ホタルの宿のＮＰＯ杜の里事務所・鈴坂さんに感謝の言葉と記念の色紙が手渡され、ホタル博士として一緒に勉強会を実施した金沢ホタルの会会長、大学門前町ホタルの会、亀田ホタルの里親にも感謝の言葉があり、来年夏の再会を願って幼虫は放流されました。
　この鈴見せせらぎ用水は、区画整理事業の中で、水生生物が生存できるようコンクリートではない石垣を組み合わせた用水として整備されたもので、今年の３月に１００匹放流し５匹のホタルを確認した他、近くの用水でも２０数匹のホタルを鑑賞することができました。さて、来年夏はどうでしょうか・・・