12月の俳句教室・第61回山河句会
26日の午後、第61回田上公民館俳句教室・山河句会を開催、納め句座でもあり先生を囲み参加者の皆さんと一緒に弁当を頂き、1年の苦労話や新年の抱負などを話し合い、先生選句等俳句の深さを学習し、新年句会を23日に「初暦」をお題に4句提出し参加者選句で高得点者にお年玉を贈呈することにいたしました。
◎先生御句
・青空の詩編のごとく風花す(3点)
・月光の残してゆける初氷
・尻取りは脳の鍛錬冬すみれ
・ページ繰る小春のぬくみ閉じ込めて
◎高得点句
・小春日を使い切りたる庭手入れ(広瀬・6点)
・極月や空家の増ゆる港町(河野・5点)
◎中條先生選句
・残照や地には冬至の町灯り(新出祐子)
・クリスマスソング聴きつつ仕立物(広瀬信子)
・夕闇の木々かたまりて山眠る(上木惠子)
・軒つらら朝日に放つ虹の色(河野尚子)
・木守柿しかと残りて武家屋敷(広瀬信子)
・極月や空家の増ゆる港町(河野尚子)
・朝一番薪抱えきて暖炉焚く(上田芳美)
・老いてなほ人心を汲む冬ぬくし(松田好子)
・小春日を使い切りたる庭手入れ(広瀬信子)
・母娘して色艶一と柿を剥く(上田芳美)
・夜回りの近づく路地や冬銀河(河野尚子)
・故郷(ふるさと)の宅配受けて師走かな(守田君江)
・山茶花や色とりどりに咲き競ふ(石川千波)
・息白くバス待つ列の皆スマホ(福田暁美)
・年の暮汚れ落としの伊勢詣で(関戸正彦)