公民館俳句教室第128回山河句会
23日(土)の午後、第128回田上公民館俳句教室「山河句会」を。お題に、「正」・「波」の漢字を入れた俳句を含め、11名の皆んさから5句の提出をいただき、各自の選句と先生からの選句と添削・講評をいただきましたが、総じて上手に出来上がっているとのお褒めをいただきました。
◎先生選句(清記順)
・能登入江ぶるぶる震ふ波の花(池端良伸)
・ 正の字の右肩上がり文化の日(肩 幸宏)
・蝉殻の確と掴める柿落葉(河野尚子)
・外飲みの千鳥足なる月の道(関戸正彦)
・夕映えの日の色集め吊るし柿(田上ナツ子・7点)
・つつけどつつけど蓑虫泣きはせぬ(肩 幸宏)
・散歩する人皆マスク薄紅葉(田上ナツ子)
・秋雪やビオロンを弾く弓は義手(肩 幸宏)
・長き夜やラジオに若き森昌子(池端良伸)
・おびただしき団栗踏んで藩祖の墓(河野尚子)
・目の覚めて歳時記開く夜長かな(池端良伸)
・小学校を囲む白波そばの花 (新出祐子)
・金箔にふうと息掛け路地の秋 (河野尚子)
・野良三匹いびきのリズム秋うらら(福田暁美)
・正座して薄茶頂き秋惜しむ(上木惠子)
・秋晴れの波しずかなる能登路かな(上田芳美)