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金沢市田上公民館だより

Kanazawa Tagami Community Center 石川県金沢市田上、杜の里地区の公民館活動・行事の紹介とご案内、地域のみなさまとの円滑なコミュニケーションの推進のために・・・

第143回公民館俳句教室山河句会を開催

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桃の花
 25日(土)の午後、今年度最後となります第144回田上公民館俳句教室山河句会を、お題を「桃の花」・「喜」として当季雑詠5句で選句と先生選句、添削・講評をいただきました。
新年度最初の第145回は、4月22日(土)で、お題を「風光る」と「書」で開催します。
◎先生選句(清記順)
・蜷の道GPSに吾の軌跡 (新出祐子)   
・青き踏む頬にふれゆく向ひ風 (田上ナツ子)
・蕗のたう水車にして子等遊ぶ(谷内瑞江)     
・何ごともなかりし如く春夕焼(上田芳美)  
・桜餅しばし香りを残しけり(本田誠一郎) 
・山遠くしろがね色や桜咲く(河野尚子)
・いつのまに喜寿迎へたり桃の花(上田芳美) 
・咲き満つる菫にふるる瑠璃の風(田上ナツ子) 
・幼な子の手形に添えし桃の花(安田由紀子)
・雛飾り桃の花いけ笛太鼓(上木惠子)
・青空に梅の源平競ひ咲き(新出祐子)
・外科病棟コップに生ける桃の花(本田誠一郎)
・絵手紙に桃の花添へ草書体(関戸正彦)
・青空に左右対照欅の芽(松田好子)    
・日本野球誇り示して風光る(福田暁美)
・小雨なる山懐に桃の花(池端良伸)
学びの館枝垂れ桜

2月の山河句会

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冴え返る写真
 25日(土)の午後、俳句教室山河句会を開催、お題の「冴え返る」・「結」の俳句など当季雑詠5句を提出し、清記後披講して皆で選句し先生の選句と講評と添削をいただきました。
◎最高得点
 ・藍染の泡立つ藍や冴返る(肩 幸宏・8点)
◎先生選句(清記順)
・心音のやうに椿の落ちにけり(肩 幸宏)   
・真夜中の天空の月冴返る (上木惠子)
・春の夢起承転結なくてよし(上田芳美)     
・草芽吹く畔やはらかに盛り上がる(田上ナツ子)  
・靴ひもを結び直して寒明くる(上木惠子) 
・雨あがり結びのあいさつ冴え返る(関戸正彦)
・映りたる空に罅あり薄氷(河野尚子) 
・藍染の泡立つ藍や冴返る(肩 幸宏・8点) 
・大股で登る坂道落椿(谷内瑞江)
・鋤き返す大地持ち上げ草芽吹く(河野尚子)
・結納の春待つあはぢ結びかな(肩 幸宏)
・制帽を高く飛ばして卒業す(上木惠子)
・ディケアの一隅赤し雛の段(新出祐子)
・対岸の細く笛の音冴返る(松田好子)    
・マフラーの結びの形定まらず(福田暁美)
・結び目に夜毎手こずる春セーター(安田由紀子)
・やよひ寒値上げの兆しカフェテラス(本田誠一郎)
・七年の恋結ばれて春の色(池端良伸)
藍染のカメ

第142回俳句教室山河初句会

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カルタ取り
 28日(土)の午後、新年初の公民館俳句教室・山河句会(142回)を、10名の参加者と3名の投句により開催しました。今回のお題は、「歌留多」・「正」ですが、新年初の句会であり、お年玉大会として開催、4点獲得者4名の中から、参加者の多数により最優秀の特撰句に肩さんが受賞、田上さんが2位、河野さんが3位とんりました。
【先生選句】
・冬眠の亀に変身したき朝(松田好子)   
・砥ぎし刃へ垂直の水冬の夜(4点・肩 幸宏)―特選句
・唐蒸の鯛まで笑ふ冬日かな(4点・池端良伸)     
・年重ね曽孫ときそふ歌留多取(上木惠子)  
・小寒の水に鎭もる夜の大豆(新出祐子) 
・左義長や時々はぜる竹の音(上田芳美)
・蝋梅の雨に滲みて月の色(4点・河野尚子)―準特選 
・追うほどに夢もでっかく年始め(本田誠一郎) 
・正座して畏む顔や年賀の子(4点・田上ナツ子)―準特選
・梯子乗り天を押し上ぐ出初式(河野尚子)
・酢茎食ひ旅の行き先決まりたり(松田好子)
・日本列島どっかりと座る雪女郎(河野尚子)
・初夢かうつつかまたも引き込まれ(新出祐子)
・出しつゆにたっぷり染まり寒卵(田上ナツ子)    
・裃の折目正しや恵比寿講(池端良伸)
・蛇行して進む靴跡雪の道(福田暁美)
・侘助の雪かぶる枝揺れどほし(谷内瑞江)
・目の前の恋の札取る歌留多取り(関戸正彦)
 ※添削―目の前の札取られたり歌留多取
・ひいふうみつい口にして正の文字(安田由紀子)
 ※添削―ひいふうみ羽根つき競ふ正の文字 
2月の句会は、25日の土曜日、お題は、「冴え返る」・「結」で開催いたします。
お鏡

第140回俳句教室山河句会開催

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オルガン
 12月24日(土)は、クリスマス寒波到来により積雪があり、第141回田上公民館俳句教室山河句会を中止として投句でお願いしたところ、久しぶりに14名全員からの投句があり、先生に選句と添削・講評をお願いいたしました。1月の第142回お年玉句会は、28日(土)に、お題「歌留多」・「正」で開催します。
≪先生選句≫(清記順)
・コンビニのケーキ二つの聖夜かな(池端良伸)   
・どか雪が突然来るも案のうち(石川千波)
 添削―どか雪が突然来たる十二月
・しゃかしゃかと鎌砥ぐ小春日和かな(上田芳美)
・タクト振る風は落葉の交響曲(肩 幸宏)  
・オルガンの暖かき音に祈りけり( 〃 ) 
・レイトショーひとり涙の十二月( 〃 )
・風呂敷の四隅ととのへ歳暮かな( 〃 )
・掃いてゐるそばから掃けといふ落葉 ( 〃 ) 
・ポケットに熱き鯛焼きバスを待つ(河野尚子)
・北風や昭和の玻璃戸震はせて( 〃 )
・走りても乗り遅れたり息白し( 〃 )
・胸をつく失恋の歌冬薔薇(新出祐子)
・除雪車の灯と音届く夜明け前 ( 〃 )
・雪しぐれ電線にゐる朝雀   ( 〃 )    
・数へ日や虎からうさぎ飾り変へ(関戸正彦)
・テレワーク暖炉とろとろログハウス( 〃 )
・洩るる声頸からませて小白鳥(田上ナツ子)
・河口へと逆波超ゆる鴨の陣( 〃 )
・風の音貰ふて緩るる菊畠(本田誠一郎)
・雪の夜や音色も優しセレナーデ( 〃 )   
・草も木も眠りにつきて枯野かな( 〃 )
・湯姿をはさんで二匹猫爆睡(福田暁美)
・音消ゆる遠山端山雪ましろ(松田好子)
・数へ日や卓に広がる料理本 ( 〃 )
・微笑みし夫身震ひす鰤起し(安田由紀子)
・冬の宴窓震はすはバイオリン( 〃 )
・言わずとも三日坊主や日記買ふ(上木惠子)
・初雪をのせて蕾の終の薔薇(谷内瑞江)

11月の第140回山河句会

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鯛焼き
 26日(土)の午後、11月の田上公民館俳句教室第140回を、久しぶりに元気な先生にも参加いただき、新たに加わった2名の会員の紹介もさせていただき(14名、1名欠席、1名投句)、お題「たい焼き」「木枯し」で5句の提出出披講から皆の選句と先生選句・講評と添削をいただきました。
◎先生の御句               
 ・かばかりの小菊焚きて句碑守る        
 ・蕎麦畑の果は見えざり走り蕎麦
◎最高点句
 ・川音や踏み行く落葉響き合ふ(5点・田上ナツ子)
【◎先生選句(清記順)】
・貼り紙に待ち時間書く鯛焼屋(松田好子)   
・木枯しや月に一度の面会日(上田芳美)
・年ごとに減るもやむなし年賀状(本田誠一郎)
・鯛焼きの頭はみ出す茶封筒(松田好子)  
・木枯しの序曲さそふ眠りかな(本田誠一郎) 
・何事も運不運あり年の暮れ ( 〃 )
・木枯しを追ひ風にせむ夫と我(安田由紀子)
・告白ができず鯛焼食べてゐる (肩 幸宏) 
・木枯しや駅のピアノは黙(もだし)しをり( 〃 )
・たい焼きを分けて男はしっぽ食ふ(関戸正彦)
・医王嶺の大きく迫り掛け大根(河野尚子)
・遠山の峰隠したる朝の霧(上木惠子)
・鯛焼きの匂ふ横丁へ戻りけり (田上ナツ子)
・鯛焼きの一ぷくをして家事こなす(福田暁美)    
・一人歩く音を楽しみ落葉道  (谷内瑞江)
・沢の底もみぢもみぢの光り増し(新出祐子)
・夜話をしようお前の生まれた日(池端良伸)
12月の句会のお題は「数え日」と「音」です。
数え日


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