第120回田上公民館俳句教室山河句会
田上公民館の俳句教室「山河句会」は、2月例会で120回となり、句友の池端さんから、中條先生の句が刷り込まれました120回記念の手づくりランチョンマットを頂きました。有難うございました。なお、3月の句会は、27日(土)に、季題「雛」と「暖か」で開催いたします。
◎先生選句(清記順)
・池をたち白き翼は鳥雲に(関戸正彦)
・寒水にふくらんでゐる大豆かな(新出祐子)
・六人の門出の校舎山笑ふ(池端良伸)
・摘む場所は去年と同じ蕗の薹(上田芳美)
・早春の蓮田さざ波煌めけり(河野尚子)
・煮凝りを取り合った日々幼き頃(石川千波)
・まんまるの背で歩く影冬の父( 〃 )
・撫で肩の少女に大き春コート(池端良伸)
・弓矢射る肩に乗りたる春の雪(河野尚子)
・藁葺きの氷室の底へ雪と酒(松田好子)
・受験生眼(まなこ)いきいき話しけり(上田芳美)
・大風に鳰かるがると波に乗り(田上ナツ子)
・朧なる下駄の響きや肩車(上木惠子)
・山の肩薄霞ひき茫々と(松田好子)
・頬白の一樹に寄り来青き空(谷内瑞江)
・薄氷ジョギングの人肩すくめ(福田暁美)