第105回山河句会開催
26日の土曜日、第105回田上公民館俳句教室「山河句会」を開催しました。前2回は、お月見の夕べのコンサート吟行と日程の関係もあり投句で対応してきましたが、久しぶりに先生を中心としました楽しい句会になりました。なお、11月句会は休会となりますが、 12月21日(土)の第106回山河句会は、恒例の「ゆべし作り句会」となります。投句を含め開催案内を送付しましたので、誘い合ってご出席頂きますようお願いいたします。
◎最高得点
・濁流に呑まれし跡のりんご園(5点・松田好子)
◎先生選句(清記順)
・ゴルフボールころがる先の草紅葉(上木惠子)
・木犀の星屑のごと散り敷けり(河野尚子)
・むかご飯苦さの混じる母の味(関戸正彦)
・湯治場に甘き香りや金木犀(岩見博子)
・行く秋や石仏に手をひっそりと(福田暁美)
・手話合唱一部教わり秋惜しむ(守田君江)
※添削―合唱の手話教わりて秋惜しむ
・名月の真珠粒ほど水の椀(新出祐子)
・山門の茅屋根に生ふ草紅葉(河野尚子)
・即位礼大雨晴れて菊薫る(守田君江)
・失恋や手酌で酔えぬ片時雨(肩 幸宏)
・台風の近ずく中の通夜二夜(上田芳美)
・文化祭空にものまねする烏(新出祐子)
・秋草を踏みたふし行く獣道(谷内瑞江)
・濁流に呑まれし跡のりんご園(松田好子)
・犬のコロ蝮に噛まれた傷も癒え(石川千波)