第153回俳句教室山河句会を開催
先生が都合により出席できなかった3月の句会ですが、久しぶりのリアル句会となり、地震の話もしながら参加者による選句と特撰句選出や季語等の話し合いもでる楽しい句会となり、後日、先生選句と添削、講評をお願いすることにいたしました。
◎最高得点者
・飛び降りて猫そっと踏む春の泥(6点・本田誠一郎)
・山の里しかと地にそふ花菫(5点・上田芳美)
・過疎の村一人老婆とすみれ草(5点・池端良伸)
◎参加者による選句(3点以上、清記順)
・山の里しかと地にそふ花菫(上田芳美)
・地震の地へおいでおいでと春祭り(関戸正彦)
・飛び降りて猫そつと踏む春の泥(本田誠一郎)
・卒業す少年の背ナ広くなり (田上ナツ子)
・春めくやサイクルロード乾きたり( 〃 )
・なゐの地の瓦礫の中の菫草(上木惠子)
・鴇色の手作りの帯春めきて(安田由紀子)
・春深し法話いただき和顔(わがん)かな(上田芳美)
・過疎の村一人老婆とすみれ草(池端良伸)
・浴室に童謡響き春めけり ( 〃 )
・被災地で祝う感謝の卒業式 (福田暁美)
・畔焼きの済みし黒土に青きもの(河野尚子)
・日矢うける大樹の根元すみれ咲く (松田好子)
・春浅し窓に鳴く鳥けふ番(つがい) (新出祐子)